山本由季さんの全通　手描き帯です。 地は　バイオリンを作る木で染められています。 たっぷりの花の間に　水色の水玉がアクセント。 洗柿色、というのでしょうか　ピンクの入った薄い柿色。 着物の色を選ばず　大人可愛い、を体現しています

濃いめのミルクチョコレート色に　多色の真綿の粒粒が並ぶ　ドット雫。 色ごとに杼を変える細かい作業で　織り上がりに１か月近く掛かるそうです。 大人可愛いの極地のような　着物が楽しくなる帯です。

赤城の艶やかな座繰り糸を草木染にして　織り上げました。 柔らかな色合いの絣ぼかし段、絹糸本来の光沢感。 画像では伝わらなく　実際は１０倍くらい美しいです。 惚れて仕入れました。 単衣でお召頂きたいです。

藤田織物さんの　手織り帯。唯一無二のここでしか織れない技術です。 品よく落ち着いた淡いピンク地に 紫のグラディエーションや白、グレーの濃淡が 同じ形は２つとなく並びます。 ３３０OVERとは　３３０個以上の粒が織り込まれている、ということ。 色ごとに違う杼を使い　織り込んでいきます。 技術の高さも特筆ですが 驚くのはその軽さです。 ぜひ手に取って感じてみて欲しいです

今は亡き小倉健亮氏の辻が花の唯一の女性のお弟子さんです。 家庭の事情で現在　筆を置かれているので 最後の作品と言えるかもしれません。 ピンクベージュ地に　葡萄とワイングラス。 大人の女性のお楽しみですね。 　

シックなモノトーンの首里花織。その中でも難しい両面織りです。 裏表　どちらでも使えて　柄は色と凹凸が反転しています。 蝶々が並ぶ六通になります。 薄手で軽い九寸帯。　盛夏以外の３シーズンお使い頂けます

十日町で織られた　経糸が生糸、緯糸に節のある玉糸を使った紬です。 艶があり　単衣にも袷にも。 縦線の絣は　ベージュに沿うように辛子色が少しだけ入ってアクセントに。 奇をてらわない　素直な１枚なので帯をお楽しみください

日本三大紬の１つにも揚げらている牛首紬。 織元は２軒のみで　一軒は白生地のみの生産なので 先染の紬を織っているのは　こちらの白山工房だけになります。 柔らかな薄黄色に薄緑の細い縞。 顔写りの明るいお色で　春秋どちらでもお召頂けます。 生地の良さで単衣がお勧めですが　もちろん袷でもお好みで。 草木染先染の牛首紬は　全生産数の１割程度になってしまっています。 一生ものの紬です。

無地、縞は　高機でも本場の「結」マークが付くようになりましたが　これはしっかり地機ものです。糸は１００亀甲用なのでとても軽いです。灰緑の中に細くサーモンピンクのラインが入っていて　落ち着いた中にも女性らしい柔らかなイメージになっています。 絣より使いやすくて　ありがちな色じゃないけど帯合わせがしやすい色です。 いつかは１枚・・・という本場結城紬に如何でしょう

久しぶりの白鷹お召。 珍しいチャコールグレー地に　絣の格子。 絣は少な目ですが　ちゃんと板締めなので耳に輪っかがあります。 サラリとした風合いは　本塩沢より少し優しい手触りです。 単衣の季節にぜひ

紫根染の長井紬。 米琉と呼ばれた　琉球絣を思わせる絣。（米沢琉球） きっちりと綺麗に並んだ井桁とバンジョーが 民芸的よりも幾何学的都会さを感じさせます。 深い紫根の色も美しいです。 単衣でも袷でも。

多色の絣糸を織り込んだ　やたら絣の大島紬。 全体では　変わり縞になっていて　仕立てると動きのある縞の表情が面白いです。 広幅で１尺５分以上ありますので 男性やコートにも素敵です

節のある紬地に素描の薔薇をたっぷり。 地色は少し暗く写ってますが　渋めの灰緑。 薔薇は色も形も様々に咲き乱れています。 盛夏以外の３シーズンお召頂けます。 垂れに小さく咲いているのも可憐。

菜乃花さんの型絵染帯　猫の丸、です。 紬地に　いろんな色の、いろんなポーズの猫を散らしました。 垂れと手先には　なこじゃらし　があります。 薄手の紬なので　盛夏以外の３シーズンに。

紬地にチャンチン染の九寸名古屋帯です。 花の中で戯れる鳥さんが可愛いです。 地色は　落ち着いた灰緑。前には鳥さん１羽。

ミルクティ色の紬地に　菜乃花さんの型絵染で龍神様です。 五本指に如意宝珠をしっかり握った立派な龍神さま。 彩雲も美しく　鱗の表現が面白いです。 前柄も素敵。 節があって紬らしいのに柔らかな生地は締めやすく形も作りやすいです。 辰年の今年はもちろん、辰年以外も貴女の背中を守ってくれる守護神です。

閉鎖してしまった、手おりの中の手織り、を織っていた広瀬草木染工房の最後の八寸帯です。 手引きの真綿糸を草木染にして網代に織り上げたふっくらした八寸帯です。 クリームと水色の優しい色合い。 風合いも　空気を含んでふっくら優しいです。 もう　出てくることはないので　最後の1本です。

シルク博物館の染織展で入選した「循環」と同じ型を使って染めています。 仕立上がり未使用　展示会展示品です 垂れには青緑、手先はグレーで手先の先に山を染めてあります。 生地は紬で柄はたっぷり。 シックな色合いで　明るめの着物の引き締めにも トーンを合わせてシックなワントーンコーデにも。

冠組に多色の糸でかすれた矢絣のような模様を組み込んでいます。 厚みが薄目の冠組なので　スッキリしています。

ピンクとクリームのチェックの片貝木綿に 菜乃花さんが薔薇を型絵染にしてくれました。 前腹と垂れ先に咲いています。 仕立上がりですぐお召頂けます

一番小さな小桜組です。 桜の脇に細く金糸が入っていて　ちょっと華やか。 小紋などの柔らかモノはもちろん、大島などの艶のある紬にも。

じざいやでお馴染みの四色ひねりの帯締めです。

白地にオレンジ、ラベンダー、お抹茶色を大小の四角にして散りばめたモザイク模様の帯揚げ。 使った時にどこを出すかはお好みで。

縮緬地に　大き目の梅型の絞りが一例に配されています。 地色と梅の配色がそれぞれにお洒落。